北京日本人学校にて、WROの競技コースを使用した「校内プログラミング大会」が開催されました。

2024-03-10

北京日本人学校にて、WROの競技コースを使用した「校内プログラミング大会」が開催されました。

【きっかけ】

2022年10月、北京日本人学校の植戸教頭先生より、WROへの参加について問い合わせをいただきました。 北京日本人学校では、コロナの影響からICT教育がかなり進んでいるものの、さらに中学生を中心に生徒の可能性を伸ばせる事業を検討していたこと、そして学校として何か特色を出したいと考えていらっしゃいました。

 

【WRO Japanとのやり取りから– 「WRO」に参加することを目標とする】

プログラミング授業をおこなっていくうえで、大会参加をひとつの目標としたい、ただ、指導できる人がいないということでしたので、WRO Japanにて「指導者教育」をすることが可能ということ、WRO Japanのオリジナルルールで開催する「ミドル競技」であればオンラインで参加も可能ということを提案しました。教材は学校側で購入することになりました。

2023年春から、購入した教材を使って先生方による様々な試行錯誤をもとに中学部のプログラミング授業が進み、また、WRO Japan が毎年オンラインで開催している「ロボットを活用したプログラミング教育シンポジウム」にも、2022年、2023年と続けて先生方が参加して下さいました。

さらに、WRO Japanのパンフレットを配布したり大会ポスターを配布したり貼るなど、学校の理事の方々や保護者の方々へのWROの周知活動にも力を入れた結果、興味関心を持っていただけるようになり、2024年度からは小学部でも力を入れて取り組んでいく予定とのことです。

 

【校内ロボットプログラミング大会の開催】

 そして、今年1月24日(水)中学2年生の3,4時間目の授業で、WRO 2023の競技コースを利用した独自ルールによる競技会が開催されました。WRO Japan理事会メンバーもオンラインでその様子を見学させていただきました。

当日プログラム

現地では、中国国内の日本人学校担当者、およびSONYの現地駐在の方々が来校され見学をされていました。

子ども達は、なかなか思いとおりにロボットが動かず悪戦苦闘していましたが、それでも先生方と楽しそうに言葉を交わしながらにぎやかに何回も挑戦していたのが印象的でした。大会の最後には、WRO Japan理事からの講評と今後へのアドバイスもありました。

初めてWRO Japanに問合せをいただいてから1年あまりで校内大会を開催された、植戸教頭先生、教科担当の高森先生はじめ北京日本人学校の先生方のご尽力に敬意を表します。そして、日本国内のみならず、北京の日本人の方々にもWRO とWRO Japanを知っていただくきっかけを作っていただいたことに心より感謝申し上げます。

 

ぜひ、Japan決勝大会ミドル競技、そしてその先に挑戦して下さい!北京日本人学校チームにお会いできるのを楽しみにしています。

チームで作戦会議
思った通りに動くかな?動作確認中
いざ競技!ドキドキ…
よくがんばりました。おめでとう!